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【アジアラグビーコラム】ネパールラグビー紀行 Vol.1
世界最高峰のエベレストをはじめ8000m級の山々が連なるヒマラヤ山脈。ネパールの象徴だ。(写真提供/Nepal Rugby Association)

【アジアラグビーコラム】ネパールラグビー紀行 Vol.1

杉谷健一郎

◆ヒマラヤの国のラグビー


 美しいヒマラヤ山脈が国土の東西に連なるこの国、ネパールにラグビーがやって来たのは、さほど昔のことではないらしい。ネパールラグビー協会(NRA)のデヴェロップメント・マネージャー、ビラジ・カフル氏によると、明確な記録はないが、1980年代に首都カトマンズに駐在していた外国人が楕円球を持ち込んだようだ。

 その後、NRAが1992年に設立され、1994年にはネパールの青年スポーツ省傘下にあり、国内のスポーツ団体の統括機関である国家スポーツ評議会(NSC)に登録された。つまりこの国でラグビーがスポーツのひとつとして正式に認められたのである。

 その後、10年間は停滞期が続いたが、2014年にアジア・ラグビー協会(現アジア・ラグビー)がNRAを準加盟国として承認したことで状況が少し変わってくる。カフル氏によるとそれ以降、NRAの活動が活発化したとのことだ。対外的にはアジア・ラグビーの支援により7人制を中心に国際大会に参加するようになり、国内ではNSCから補助金を得られるようになり徐々にカトマンズがあるバグマティ州以外でも普及活動が可能になった。

 その後、NRAは2018年にアジア・ラグビーの正式加盟国となり、2023年にはワールドラグビーの正式メンバーにもなった。

 普及活動が実を結び、NRAは現在、活動の中心となっているバグマティ州をはじめ、その他6州に州(Province)レベルまたはその下の行政区分である郡(District)レベルの協会が存在する。ちなみにネパールには77の郡があるが、現在、ラグビー協会がある郡は20程度とのこと。

 もちろん、カフル氏は「目標としてはすべての郡にラグビー協会を設立したい」としている。しかし、いくつかの問題に直面している。

 ネパールの面積は日本の4割程度ではあるが、海抜60mのタライ平野から、8848mのエベレストを筆頭とする8000m級の山々まで高低差がはげしい地形をしている。特に地方部では未舗装の悪路が多いこともあり、地図ではわずかな距離でも実際に行ってみると数時間もかかることがある。このように場所によってはアクセスの問題により、普及活動を行うことが難しい。

 またネパールというと、多くの日本人にはヒマラヤの壮大なイメージが浮かぶかもしれないが、現実としてこの国はアジアの中でも最貧国の一つとして数えられる。貧困の理由はいろいろある。もともと地下資源の乏しい内陸国というハンディもあり、農業と観光業以外にこれといった産業がこの国にはない。加えて10数年前まで続いた内戦、そして2015年に起きた大地震の被害は未だに国の開発に大きなダメージを与えている。

 国民の所得が低ければ、当然、政府にもお金がない。前述のNRAの国内での活動の主たる資金源となっているNSCからの補助金も、実際には予算時に要求した金額が支給されることはまずない。政府機関であるNSC自体も財政がひっ迫している状態だからだ。

 ラグビーはこの国ではまだまだマイナースポーツということもあり、NSCの補助金も先に優先されるスポーツや事業に宛がわれ、余ればNRAに回ってくる。そのような不安定な財務状況なので予算が確保できた時点で活動を再開するということになる。一応、年間計画は策定されているが、そのとおりに実行されることはない。

ダサラス・ランガシャラ・スタジアム内にあるネパールラグビー協会(NRA)。ただし、NRAは写真の2階部分で、シャッターが閉まっている便利な1階部分は、これもネパールでは人気スポーツである空手協会のオフィス。待遇の格差を感じる。(撮影/杉谷健一郎)


 カフル氏は「その点は悔しい思いをしているが、今は我慢の時期だ。与えられた予算で普及活動を続け、少しずつでもラグビーを国民に知ってもらわなければ」ということだった。

先に触れるべきであったが、ネパールのスポーツ事情としては、やはりサッカーが人気No.1スポーツだ。しかし、近年、隣国インドの影響もありクリケットの人気が急上昇しており、人気度は既にサッカーと並んだと感じている人もいる。

 他方、我がラグビーはこの2大スポーツからすると、残念ながら超が付くマイナースポーツの扱いになる。先にNRAの地方支部が増えているということを書いたので、“まあまあ普及しているのでは”という印象を与えたかもしれないが、一般的にはこの国でラグビーの知名度はゼロに近い。実際には、何らかのきっかけでたまたまラグビーをプレーしている選手や関係者以外にこのスポーツを知る人はほとんどいない。

 そのラグビー普及活動はNRAの4人の職員、そして多数のボランティアが高校を中心に不定期ではあるが実施している。ただし、15人制ではなくアジア・ラグビーが初心者に推奨している7人制のT1ラグビー(コンタクトのないタッチフット)が活動のツールとなっている。

 NRAとしても15人制より7人制に注力しているとのことだ。理由はインドネシアと同じであるが、マイナースポーツゆえに1チームが15人以上の選手を集めるのは難しいということと、ネパール人が比較的小柄であるため7人制の方が向いているとNRAは判断しているからだ。

2023年にカルナリ州で行われた7人制大会。(写真提供/Nepal Rugby Association)


 いずれにせよNRAに予算がないため、普及活動も単発のイベントに終わってしまうことも多い。そのため、ラグビーが各学校に根付くことも難しく、チームや選手の数も微増止まりだ。NRAは、そんな現状を打開するためにも今後は、2年前に正式メンバーになったワールドラグビーからの開発予算、そして、日本の国際協力機構(JICA)に要請している海外協力隊を活用して普及活動を強化していきたいとしている。

 ただ筆者の目で見る限りは、NRA自体もまだまだ組織的には脆弱な印象だ。例えば、現在、国内外のNGOもラグビーの普及活動を展開しているものの、NRAはそれらの取り組みを十分に把握しているとは言いがたい。NRA単体ではできることも限られるため、これらの団体と積極的に連携し、活動の全体像を把握した上で調整役を担うことができれば、普及活動は一層効果的かつ持続的なものとなるだろう。

◆ネパールのラグビー事情。


 さて、それではネパールではどのようにラグビーが行われているのか?

 前述のとおり7人制やT1ラグビーに関しては、規模は小さいものの、カトマンズ、そして地方においてもコンペティションが行われている。NRAは統計資料を作成中で全国にあるチーム数や競技人口の正確な数字は分からないということだが、これまで普及活動を行った学校は300を越えているということだ。

 しかし、チーム数さえ分からないというのはどういうことなのだろうか。現在のような発展の初期段階だからこそ基礎的な統計資料は準備しておく必要があるのではないか。厳しいことを言うと、自分の競技のチーム数も把握していない統括団体にNSCも貴重な補助金をおいそれと渡すことはできない。全国に何千とあるわけではなく、各地方支部が調査すれば、チーム数を確認することぐらい、さほど難しい作業ではないと思うのだが。

 15人制に対応できるところは今のところ男女合わせて20チームぐらいとのことだ。しかし、一人の選手が複数のクラブに入っている場合もあり、まともに活動しているのは7チームぐらいになる。

 ちょうど4月9~15日に『15人制ラグビーチャンピオンシップ』という国内では唯一の15人制ラグビーの大会が行われたが、参加チームは4チームだけだった。予選があって4チームに絞られたわけではなく、単に金銭的、そして大会規定数の選手が集められなかった等の問題により他のチームは出場を断念したということだった。

今年の15人制ラグビーチャンピオンシップより。ゴルカリRCと軍隊チームのスクラム戦は前者の圧倒。(写真提供/Nepal Rugby Association)


 出場4チームの顔ぶれはゴルカリRCが唯一の『普通』のクラブチームで、他の3チームはそれぞれ軍隊、武装警察、そして警察のチームだ。やはりネパールでクラブチームの形態ではチームを運営していくことは難しいのだろうか。軍隊、武装警察、そして警察に関しては、訓練の一環としてラグビーが採用されている。

 その『15人制ラグビーチャンピオンシップ』の結果としては3戦全勝でゴルカリRCが優勝した。昨年に続けての優勝で2連覇ということになるらしい。ちなみにゴルカリRCには優勝賞金として20万ルピー(約21万円)が授与された。

 数試合を観戦したが、結果が示す通り、ゴルカリRCの力が群を抜いていた。他の3チームはまともな指導を受けていないのではないかという印象さえ受けた。パスやタックル、すべてのプレーにおいて基本ができていない。

今年の15人制ラグビーチャンピオンシップより、警察チーム×武装警察チームの一戦。ひたむきさは買うが、技術レベルは低い。(写真提供/Nepal Rugby Association)


 例えば、初心者がよくやるような上半身全体をパスする方向にねじって、上に放り投げるようなパス。結果としてふわりと浮いた山なりのパスになってしまう。タックルも恐らく相手のどこに入ればいいのか理解していないのかもしれない。逆ヘッドになっている選手も多かった。こうした基礎技術を習得しないまま試合に臨んでいるためか、負傷者が続出し、試合が頻繁に中断された。

 軍隊、武装警察、そして警察のチームは一般のクラブチームなどと異なり、外部から指導者を招くことが難しいのかもしれない。しかし、ネパールでは15人制チームが編成できる数少ない存在である。何とか3チームのレベルアップのためにも指導者を派遣することができないだろうか。

ノーサイド精神はここネパールでも健在だ。今年の15人制チャンピオンシップよりゴルカリFC×警察チームの試合終了後。(写真提供:Nepal Rugby Association)


 そのゴルカリRCだが、ネパールにおいてこのクラブがラグビーを牽引してきたと言っても過言ではない。2015年の設立以来、シニアチームだけでなく、ジュニア、ユース、女子といったさまざまなカテゴリーでラグビーの普及に力を注いできた。現在では、すべてのカテゴリーを合わせると500人を超えるメンバーを擁する。もちろんゴルカリRCはアマチュアのクラブであるが、イングランドやアイルランド出身の外国人選手も在籍している。

 また、ゴルカリRCはチーム内の選手育成だけではなく、各カテゴリーの7人制大会を頻繁に主催しており、国内のラグビー活性化にも貢献している。

 実力面でも圧倒的な強さを誇るゴルカリRCは、レギュラークラスの選手のほとんどがネパール代表チームに選出されている。ただ、今回観戦した限りでは、対戦相手との実力差があまりに大きいため、FW、BK問わず個々が『行けるところまで行く』といったスタイルで戦っている印象を受けた。国内では、相手が自分たちより小柄で力も劣るためこうした戦い方でも問題ないが、国際試合になると状況は一変する。相手は自分たちよりも強く、体格も大きいため、国内で通用していたイケイケドンドンのスタイルは封じ込まれ、逆にFW戦で圧倒されて大敗するケースが目立っている。

15人制ラグビーチャンピオンシップを2連覇したゴルカリRC。(写真提供/Nepal Rugby Association)


 もっとも、ゴルカリRCにとっても、国際試合を見据えて、試合中にプレー強度を調整することは難しい。現状では、相手チームのレベルアップを待つか、あるいは年に一度でもインドやスリランカといった近隣の強豪チームとの試合を組み、自らの実力を客観的に認識する機会を設けることが重要だと思われる。

◆国を背負うという責任の重さ。


 そのネパール代表チームだが、ワールドラグビーの男子15人制ランキングでは4月現在で113か国中102位。女子の15人制はまだランキングに入っていない。

 ネパールで男子15人制代表チームが結成され、正式なテストマッチを初めて行ったのは、わずか3年前、2022年のことだった。記念すべき初戦の相手として手を差し伸べたのは、近隣国のバングラデシュ代表だった。バングラデシュはまだワールドラグビーには正式に加盟していないためランキングには入っていないが実力的にはネパールよりは上で、初戦はアウェイ、ダッカにて7-31で敗北。その後も両国間で4試合のテストマッチが行われたがネパールはまだ勝利を挙げることができていない。

2023年アジア大会におけるネパール7人制代表チーム。(写真提供/Nepal Rugby Association)


 バングラデシュ以外では、同じく2022年に隣国インド(同ランキング86位)とアウェイのコルカタで初対戦を果たしたが、0-86という大差で敗れた。現在のところ、ネパール15人制代表がテストマッチを行った相手はバングラデシュとインドの2か国にとどまっている。

 そして、ネパール代表は来たる6月、ホーム、カトマンズで、バングラデシュ代表との6度目の対戦に臨む予定だ。前出のNRAマネージャーのカフル氏によると「何としてもテストマッチで初勝利を挙げ、ネパールのラグビー普及に弾みをつけたい」と意気込んでおり、4月20日から代表候補42名による練習が始まったという。

 カフル氏から「ぜひ練習の様子を見てほしい」と誘われたため、実際に訪れてみた。そこで、ネパールラグビーの現実を目の当たりにすることになった…。

 まず練習場所はカトマンズ市内の某大学キャンパス内にある『フットボールスタジアム』と聞かされていた。しかし、実際に着いてみると、そこは学生たちが休み時間に集まるただの原っぱで、雑草が生い茂り、地面も凸凹していた。さらに、代表チームが練習しているすぐ隣では、学生たちがクリケットに興じており、打球が頻繁に飛んでくる。クリケットのボールは軟式野球のボールほどの硬さがあるため、ボールが近づいてきたときには、練習を中断せざるを得なかった。

代表チームの練習会場である大学キャンパス内にある『フットボールスタジアム』。すぐそばでは学生たちがクリケットを楽しんでいる。(撮影/杉谷健一郎)


 さらに驚いたのは、練習に参加していた選手がわずか5名しかいなかったことだ。平日であり、選手たちは皆それぞれ仕事を持つアマチュアであるため、42名全員が揃うことは難しいだろうとは予想していた。しかし、それにしても5名とはあまりにも少なすぎる。この人数ではまともな練習ができるはずもなく、ヘッドコーチとアシスタントコーチの2名もやむを得ず加わり、グリッドを使った基礎練習を行うのが精一杯だった。

 現在、代表チームのヘッドコーチを務めているのは、元スリランカ代表チームのキャプテンを務め、豊富な指導経験を持つレオナルド・デ・ジルワ氏である。同氏によれば、契約期間はバングラデシュとのテストマッチまでであり、前任のニュージーランド人コーチの突然の辞任を受けて、暫定的に任命された形となっている。

 スリランカ出身のヘッドコーチはデ・ジルワ氏で2人目となる。ネパールと南アジア地域の雄であるスリランカとは、これまで緊密な関係を築いてきた。現在、スリランカはワールドラグビーの世界ランキングで39位に位置し、アジアでは日本、香港、韓国に次ぐ実力を誇る。同国内No.1スポーツであるクリケットには及ばないものの、アジアでは珍しくラグビーが主要スポーツの一つとして地位を築いている。

ネパール代表チームを指導するレオナルド・デ・ジルワHC(白い帽子)と、アシスタントHCのビノッド・タマン氏(緑色の帽子)。(撮影/杉谷健一郎)


 練習後、デ・ジルワ氏から「この練習環境には驚かれたでしょう。おそらく、ナショナルチームの練習グラウンドとしては世界でも最悪のコンディションです」と自嘲気味に話が始まった。

 練習参加人数に関しては、「今日が特別ではなく、練習の参加人数はほぼ毎日、5、6人です。まず交通費が出ないので遠方に住んでいる選手は来ません。またそれぞれ仕事があるので特に企業に勤めている選手は平日の練習に来ることは難しいのです。今日、練習に来ている選手は自営業が多いです」ということだ。

 さらに「あと選手たちは国を代表することの重さを十分に理解していないのです。ご存じのとおり、この代表チームのほとんどの選手はゴルカリRCから選ばれています。つまりゴルカリRCでファースト・グレードのメンバーに入ればほぼ自動的に代表選手になれます。他国のように、所属クラブで努力を重ねたうえで代表に選ばれるというプロセスが欠けているのが現状です」と代表選手たちの意識の低さについても言及した。

 ネパールラグビーのポテンシャルについても聞いてみた。

「7人制に関しては、可能性があると思います。ネパール代表は海外の7人制大会には参加しており、徐々に経験を積み重ねてきました。選手たちは小柄ではありますが、その分俊敏な動きができるため、7人制には向いていると思います」

「15人制については、これから時間をかけて育てていく必要があります。15人制の方は始まってからわずか3年しか経っておらず、私から見れば、まさに『赤ん坊』の状態です。これから海外よりコーチを招いたり、こちらから海外へ遠征に出たりして技術を磨いていかなければなりません。しかし、残念ながらNRAには予算も人手も十分ではなく、現状はご覧のとおりです(※グランドを指しながら)」

「ひとつ言えることはネパールの選手は真面目です。練習中に私が言ったことは素直に受け入れますし、すぐに理解し自分に取り入れる。私がバングラデシュ戦の後もコーチを続けるのか、誰か別の人が来るのか、決まっていません。ただ誰がコーチになっても彼らの吸収力は高いので、良い指導さえ受けられれば代表チームは強くなるでしょう。私は現状が底辺だと思っていますし、そういう意味ではチームは伸びるしかないのです。繰り返しますが、選手たちに良い環境を与えられないということが残念です」

 スタンドオフの選手なのだろうか、1人の選手がタッチキックの個人練習を始めた。それを見てデ・ジルワ氏は「では失礼します。試合が近づけば練習に参加する選手も増えるでしょう。バングラデシュ戦はぜひ観に来てください」と言って、その選手の方へ向かった。

国を背負う覚悟はあるのか?(撮影/杉谷健一郎)


 ネパール代表チームのジャージにはNRAのエンブレムがあしらわれており、このエンブレムの真ん中にはネパールの国旗が配されている。クイズなどで良く取り上げられるが、ネパールの国旗は世界で唯一四角形ではない三角形が2つ重なった独特の形をしている。この国旗の色は赤地に青の縁取りが施されており、それぞれに意味が込められている。赤は国民の勇敢さを、青はヒマラヤの空と平和を象徴している。

 代表に選ばれた選手は、胸に刻まれた国旗の意味をいま一度心に刻み、練習、そして試合に臨んでほしい。あなたたちは国を背負う代表であり、この国の誇りであり、未来への希望である。さらに、この国でラグビーを志すすべての選手たちにとっての憧れであり、目標とされる存在でもある。言い換えれば、ネパールラグビーの未来は、あなたたち一人ひとりの行動と覚悟にかかっていると言っても過言ではない。

 6月の対バングラデシュ戦でのテストマッチ初勝利を期待している。

最後にもう一度美しいヒマラヤの風景を。代表チームのアシスタントHC、タマン氏によると最近は男子より女子の方が7人制国際試合で良い成績を残しているとのこと。(写真提供/Nepal Rugby Association)


【プロフィール】
杉谷健一郎/すぎや・けんいちろう
1967年、大阪府生まれ。コンサルタントとして世界50か国以上でプロジェクト・マネジメントに従事する。高校より本格的にラグビーを始め、大学、社会人リーグまで続けた。オーストラリアとイングランドのクラブチームでの競技経験もあり、海外ラグビーには深い知見がある。英国インペリアルカレッジロンドン大学院経営学修士(MBA)修了。英国ロンドン大学院アジア・アフリカ研究所開発学修士課程修了。立命館大学経営学部卒。著書に「ラグビーと南アフリカ」(ベースボール・マガジン社)などがある。

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