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万国共通だ。
ぽっちゃり系男子がひょうきんな動きをすると沸く。
5月2日、ベゼ ハイスクール(韓国)の選手たちが東海大福岡高校を訪れ、交流の時間を過ごした。
独学で韓国語を学んだ女子生徒が司会を務める。照れながら主将も挨拶する。いくつかのグループに分かれてお互いに自己紹介し合う時間から、それぞれの気持ちは国境を越えて急速に近づいていた。
K-POPや日本のアイドルグループの曲に合わせてフォワードの選手が体をくねくねすると女子生徒から「かわい〜」の声が飛ぶ。教室全体が沸く。
「宗像市・サニックス・東海大福岡 国際交流・地域連携事業」と銘打たれた2時間は、あっという間に過ぎた。

ベゼの選手たちにとって、強化目的の合宿で日本を訪れたことはあるけれど、この日のように、一般学生と話し、笑い、お互いのカルチャーを伝え合う機会は初めてだった。
もともと日本の文化には興味があり、好印象を持っていた。その感情は、さらに強くなった。
同時刻、フィジーのラトゥ カダヴレヴ スクールも、同校を訪れていた。こちらはラグビー部同士の交流。ホールで余興を見せ合っているうちにスイッチが入る。この日は、東海大福岡部員のユーモラスな「腹踊り」がトリガーとなって全員が立ち上がり、両チームの選手たちがごちゃ混ぜになって室内をねり歩いた。
ひょうきんなフロントローと、裸芸は、世界のどこでも空気を和ませる。

両チームはバドミントンでも盛り上がった。日本・フィジーの混合チームを作っての試合は、盛り上がる、盛り上がる。そして、パワーがあるからコントロールは別にして、スマッシュが超高速!
こちらも、あっという間の2時間。ラグビー部の一人ひとりにとっては、目の前で見たフィジーの若者たちの美しいコーラス、迫力あるジンビ(ハカ)は一生モノとなる。
フィジーの選手たちも、伝統の腹芸を受け継いで、南の島に戻っても周囲に披露するかもしれない。
フィールド上の時間だけでなく、10代の若者たちが世界を知り、その距離を近くするチャンスがたくさんある大会。選手たちが1週間ほど生活するグローバルアリーナの宿泊棟の周りには芝の広場があり、そこには国境やチームの垣根を超えた草野球や談笑が普通にある。
最終日の5月5日、別れを惜しみ、連絡先を交換する光景があちこちで見られる。
再会の場が未来のテストマッチだったらいいなと、本人たちも、周囲も夢を見られることがいい。
