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ラグビー日本代表92キャップで37歳のリーチマイケルは、主将を務める東芝ブレイブルーパス東京での復帰初戦を白星で飾れなかった。
2月7日、栃木のホンダヒート・グリーンスタジアム。主将およびフランカーとして先発フル出場した国内リーグワン1部・第7節で、前節初勝利の三重ホンダヒートに38-44。開幕戦で埼玉パナソニックワイルドナイツに0-46と敗れて以来の、今季2敗目を喫した。

自身はファーストプレーで好タックルを放ってから、ノーサイドの瞬間まで縦横無尽に走り回った。カバーリング、接点に絡んだ直後に後退してのハイパント確保、トライを導くサポートやオフロードパスと、随所に見せ場を作った。
世界各国のゲームのデータを網羅する「RUGBY PASS」によれば、キャリー数とタックル成功数でそれぞれ19、14を記録。いずれも両軍最多だ。
しかしチームは、序盤から反則禍にさいなまれた。向こうのラインアウトからの工夫された攻めにも苦しんだ。前半は21-34とリードを許し、終盤に追い上げるも及ばなかった。
試合後の会見では、「結果は置いておいて、ラグビーというスポーツはモメンタム(勢い)の獲り合いです」と切り出した。
「(ブレイブルーパスは)最初からモメンタムを掴めず、80分を通してそれが続きました。これが一番の学びです。モメンタムを作れていない理由としては、ディシプリン(規律)のところだったり、ラインアウトからのエクスキューション(遂行力)だったり。その2つを修正し、次の神戸戦では頑張りたいです(15日の第8節ではコベルコ神戸スティーラーズと対戦。場所は東京・秩父宮ラグビー場)。
相手のキアラン・クローリーヘッドコーチと少し話しました。『ヒートが(来季からの本拠地となる)栃木でチャンピオンチームを制したことは大きい』と。地元のファンが楽しくなるプレーで勝てたことはよかったろうなと思いました」

——「ディシプリン」について。
「個人の意識です。『(リーダーが)ディシプリン!』と訴えても、『(言われているのは)俺じゃないな』という選手もいれば…。自分で意識しないと。(反則の取られやすい)癖などを、自分で直さないと」
——ヒートのよかった点は。
「ヒートはもともとスペシャルプレーが多い傾向。きょうは、それがはまった。ラインアウトでは(フォワードの)全員を入れて前ピールからのモールをしたり、オーバーボールを放ったり。(他にも)小さい隙間を狙ったゲインをされた。それらは予測していたけど、プレッシャーがかかりました」
——ご自身について聞きます。きょうは、昨秋の日本代表ツアーで怪我をしてから初の実戦となりました。
「11月の代表戦で怪我をしてしまって、ここまでリハビリを。コンディションはいいです。久々に皆とラグビーができてよかった。シーズンはまだまだ続く。日ごとにレベルアップして、また日本代表に選んでもらえるように頑張っていきたいです。
しょっぱなのラインアウトのミス(連係不良)から始まって、ペナルティもあり…。(出来は)よくないかな、と思います。80分プレーし続けたことはよかったです。本調子になるまで少しずつ仕上げていければ」

——ご自身が話題にした日本代表について。さかのぼって2月2日、今年の候補メンバー55名に入ったとアナウンスされました。
「(代表側との)やり取りは常にしています。パフォーマンスがよければ(スコッドに)入り、悪ければ入らないというスタンスです。まずは東芝でいいプレーをすることが大事です」
リーチとともにマイクを握ったトッド・ブラックアダーヘッドコーチは、「ホンダさんにおめでとうと伝えたい。相手がいい入りをした一方、我々は圧力を受けて精度、遂行力が(欠けた)」と語った。
「ラグビーボールのバウンドがホンダさんのほうに入ったこともあり、あちらがチャンスを獲り切った。一方、僕らにはあまりチャンスが巡ってこなかった。それでも諦めることなく、重圧がかかったなかでも笛が鳴るまで攻め続け、(7点差以内での負けによる)ボーナスポイントを取れたのはひとつの嬉しい要素。ただ、学びをいただいた。これを持ち帰り、次から頑張ります」
その後の質疑ではヒートの攻めのバリエーションを讃えつつ、リーチと同じく要所で「モメンタム」を勝ち取れなかったことを反省した。