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強烈な印象を残したのは、2017年から3シーズンプレーしたサンウルブズでのパフォーマンスだろうか。
ボニのニックネームで愛されたラーボニ・ウォーレンボスアヤコが日本ラグビーに戻ってきた。
7月2日、九州電力キューデンヴォルテクスが発表した「2025-26シーズンの新加入選手およびスタッフ」の中に、その名前があった。
「今季、キューデンヴォルテクスに加入できることを非常に楽しみにしています。キューデンヴォルテクスというチームの素晴しさと、このクラブの想いについても多くの話を聞くことができました。私自身、日本では長くプレーしてきたこともあり、第二の故郷だと思っています。私も私の家族も、日本へ戻れることにワクワクしています」とコメントも出した。
ボニは1995年9月28日生まれの29歳。2023-2024シーズンから2季、フランスのProD2、 CAブリーヴで活躍していた。
2024-25シーズンは21戦に出場。NO8で11試合に先発した。

日本では、2016年度からNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに在籍し、2020年度は宗像サニックスブルースでプレー。その後、スーパーラグビーのワラターズ、フォースを経てフランスに渡った。
20歳で来日したボニは、日本で成長した。
シャイニングアークスで鍛えられただけでなく、日本代表を率いていた当時のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチの目にもとまった。
NDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)キャンプに招集し、ラグビーワールドカップ2019へ向けた日本代表のトレーニングスコッドにも選んだ(結果的には日本代表資格を取得できず)。
3季スーパーラグビーを戦ったサンウルブズ時代は、24試合に出場した。バックローとしてダイナミックに走り、CTBでもプレーした。
オーストラリア出身も、フィジーの血を引いているだけに柔らかな身のこなしも特徴だ。
ヴォルテクスはボニ以外に、リコーブラックラムズ東京からFL田中真一、モアナ・パシフィカからCTBペペサナ・パタフィロ、レッズからSOジュード・ギブスが加わったことを発表した。
また、スクラム&ブレイクダウン担当のアシスタントコーチとして豪州代表キャップ28のグレッグ・ホームズが加わり、レベルズ、NECグリーンロケッツ東葛、レスター・タイガースで指導経験のあるロブ・タイラーがアタック担当のアシスタントコーチに。花園近鉄ライナーズ、三菱重工相模原ダイナボアーズ、トヨタ自動車ヴェルブリッツでプレーしていた竹田祐将がディフェンス担当アシスタントコーチとなった。
ヘッドS&Cコーチはルパート・オベルホルスター(前・浦安D-Rocks)が務める。