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皆さんこんにちは。現在、イギリス北部のスコットランドで活動中の忽那健太(くつな・けんた/プロフィール)です。
私は2023年5月から、首都エディンバラで国内最高峰セミプロフェッショナルリーグでの日本人初契約獲得を目指して活動を開始しました。
当初、スコットランド国内でプレーする日本人ラグビー選手は男女を含めておらず、チーム探しから始まったこの活動は様々な苦悩を乗り越えて無事に最初の1年を終えることができました。
シーズン途中には目標であったセミプロフェッショナルリーグが財政難のため解散を発表するというハプニングもありました。しかし、「この国で日本人ラグビー選手としての新しい道を作りたい」という思いはぶれず、さらに燃え上がっています。
2年目の今年はアマチュア最高峰の舞台である『クラブプレミアリーグで優勝、マレーフィールドでカップを掲げる』という目標に向かって走り出しています。
2024年新シーズンはまず7人制ラグビー(通称 セブンスラグビー)から始まりました。
オリンピック種目でもあるセブンスラグビー。発祥の地はスコットランドのメルローズ地方と言われています。
1883年に地元クラブ メルローズRFCの資金集めのためにラグビーの大会を開こうと考えたが人数がなかなか集まらなかった。少ない人数でラグビーをおこなうには、と考え出されたのが7人制ラグビーであったと言われています。
4月から6月は国内トップクラブリーグが参加するセブンズスーパーシリーズに、所属クラブのヘリオッツRFCとして参加し、各大会を転戦しました。
トーナメントは毎回大盛り上がりで、街をあげて大会を盛り上げている様子が伝わってきました。
先日は現在スコットランド代表キャプテンを務めるジェイミー・リッチー選手とお会いする機会もありました。
2019年、2023年W杯では獅子奮迅の活躍を見せ、国内プロチーム エディンバラフットボールクラブでもキャプテンを務めるジェイミー選手ですが、アマチュア時代は僕が所属しているヘリオッツRFCのジャージを着てプレーしていました。
スコットランドの代表選手はアマチュア時代に過ごした地元クラブへの愛が強い選手が多い印象です。オフシーズンには地元クラブに足を運び、練習に参加する選手が多くいます。
引退後も地元チームでプレーする選手が多く、国際舞台で培った経験を選手やクラブに還元していく文化があるように感じます。
ジェイミー選手からは2019年日本W杯の激闘秘話(予選最終戦で日本に負けたのは相当悔しかったとのこと!)や、ラグビーにかける思い、そして今後のキャリアまで沢山貴重なお話をお聞きすることができました(いつか日本でもプレーしてみたいとのこと!!)。
こっちに飛び込んできたからこそできた様々な人との繋がり。これからも彼とのご縁は続いていきそうです。
2年目は、ラグビーイベントにより一層参加する予定です。
日本ラグビーとスコットランドとの絆がさらに強くなるような活動をしていきたいと思っています。
まだまだ道半ばですがこれからも“やるか、めっちゃやるか”を合言葉に駆け抜けます。
※YouTubeチャンネル『忽那健太』はコチラから。