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今回のテーマはラグビー愛。『藤島大の楕円球にみる夢』は、本日(10/7 18時〜)放送
小林深緑郎さんの思い出話をしていると笑顔になる。(撮影/松本かおり)

今回のテーマはラグビー愛。『藤島大の楕円球にみる夢』は、本日(10/7 18時〜)放送

ジャスラグ編集部

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 スポーツライターの藤島大さんがパーソナリティを務めるラグビー情報番組「藤島大の楕円球にみる夢」が、10月7日(月)夜6時からラジオNIKKEI第1で放送される。
 今回は、WEBマガジン『Just RUGBY(ジャストラグビー)』の田村一博編集長が登場する。

 1997年から約26年間『ラグビーマガジン』編集長を今年1月まで務めた田村氏による、ラグビーの魅力と芯に深く迫る、新メディアが誕生した。緑のイメージカラーが際立つラグビー専門のWEB媒体『Just RUGBY』だ。今年6月18日にそのサイトを公開した。

 最新のトピックスから、話題のチームのリポート、選手のインタビュー記事など、専門性の高い記事を届けている。スポーツライターの藤島氏も寄稿する。また、各種SNSアカウントも開設し、チームやプレーヤーの魂に触れる文章と写真を発信している。雑誌編集で培った写真の迫力も見事に活かす魅力的なサイトだ。

 ラグビーを見続けてきた田村氏の経験とラグビーを伝える側の想いが語られる。そして新媒体の特徴とバラエティーに富んだコンテンツ、最近の注目記事などを紹介してもらう。
 同サイトには、濃すぎるコラムや、アナリストが注目の80分を深掘りする試合分析記事なども掲載されている。

 田村一博氏は、1964年、熊本市生まれ。鹿児島中央高校では野球部に所属した。早稲田大学では「GWラグビークラブ」でプレーした。ポジションはフッカーだった。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。『ラグビーマガジン』編集部に配属される。1993年から4年間の『週刊ベースボール』編集部勤務を経て、1997年から『ラグビーマガジン』編集長に就く。関連するWEBサイト『ラグビーリパブリック』も企画の立ち上げから従事した。2024年1月に退任し、現職。

 番組の中盤では、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ率いる日本代表のテストマッチを振り返って総括する。

 さらに後半は、今年9月1日に急逝したジャーナリストの小林深緑郎さんを悼み、藤島氏と田村氏が想い出を語りながら、その人柄を偲ぶ。当番組には2015年2月のゲストとして登場してもらっている。

 小林氏は、ラグビーのプレー経験こそなかったが、父親の影響で学生時代に試合を熱心に観戦していた。やがて日本ラグビーの強化には「世界のラグビー情報を集めて日本の現在地を知ることも必要」との考えから、短波放送で海外放送局のラグビー中継を聴取し、また外国の有力紙を読むなど、インターネットがない時代に独自の取材力で、強豪国中心にラグビー情報を収集し文章に纏めていた。

 それがきっかけで、『ラグビーマガジン』に連載コラム「トライライン」を持つようになり、テレビ中継の解説者としても活躍した。
 番組では、故人の温厚で愉快な人柄も紹介している。

 ラグビー愛を感じる放送を聴いて、10月26日に日産スタジアムで行われる日本代表のオールブラックス戦を楽しみにしたい。

▽ラジオ番組について:
 ラジオNIKKEI第1で10月7日夜6時から全国へ放送。radiko(ラジコ)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。
 放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。U-NEXTでも配信予定。10月14日の同時刻には再放送がある。

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