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PEARLSの三輪里佳 & 木下そよ香、シドニーユニで躍動。
写真左上と左下が三輪里佳。写真右上と右下が木下そよ香。(撮影/YASU TAKAHASHI)

PEARLSの三輪里佳 & 木下そよ香、シドニーユニで躍動。

YASU TAKAHASHI

 シドニー大学女子ラグビークラブ(以下シドニーユニ)にラグビー留学をしていたPEARLSの三輪里佳と木下そよ香が、6月28日(土)、3か月の留学期間最後となる試合に臨んだ。

 すでにレギュラーシーズン9試合を終え、上位5チームによるカッププールAに進んだシドニーユニ。この日は、その第2戦だった。
 対戦相手はワリンガ。首位チーム相手に14-22で敗れた。

 ふたりは今シーズン、4月初旬の開幕より試合に出場した。
 三輪は2戦目以降ゲームメーカーとして先発に定着し、10番を背負いチームを上位に導いた。

 木下はSHで、三輪とのHBコンビで先発出場する試合もあった。またシドニーユニには、ディビジョン2にエントリーしているチームもある。そこでも活躍した。
 SH以外にもCTB、FBで出場し、またFLとしても高いパフォーマンスを見せるなど、クラブに欠かせぬユーティリティプレーヤーとなった。

写真左上と右上が三輪里佳。写真左下と右下が木下そよ香。(撮影/YASU TAKAHASHI)


 この日のワリンガ戦では、三輪は先発、木下はフィニッシャーとしてベンチからのスタートとなった。
 試合はシドニーユニがトライ(三輪のG成功)で先制するも、その後3連続トライを許す。7-17とリードされて前半を終えた。

 シドニーユニは後半開始から木下をSHで投入した。
 積極的に仕掛ける同選手は、三輪と共にゲームのテンポを上げる。そして一連の攻撃からシドニーユニのFBが快足を飛ばす。右中間にトライを挙げた。

 角度のあるコンバージョンを三輪が慎重に決め、14-17と迫る。チームが一気に活気づいた。
 しかし、ワリンガも意地を見せる。一進一退の攻防が続いた。

 そんな展開に終止符を打ったのはワリンガ側だった。シドニーユニは試合終了間際にトライを奪われてノーサイドを迎える。
 三輪と木下は留学の集大成として臨んだ試合で、14-22と惜しくも敗れた。

 開幕以来、毎週続いた15人制の試合。ふたりはラグビー漬けの日々の中でもチームメートと生活を共にして、ラグビーのみならず、かけがえのない充実した時間を存分に過ごした。

 PEARLS、並びにスポンサー企業のサポート、そしてそれぞれの所属企業の理解を得て実現したこの留学。両選手は、帰国後のさらなる活躍で恩返しを誓う。





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